高速道路での重大事故を想定した消防や県警の合同訓練が21日、松山自動車道の松山インターチェンジ(IC)=愛媛県松山市井門町=であり、市南消防署や県警高速隊など関係9機関の約70人が事故発生時の連携や対応を確認した。
 訓練は、松山IC―いよ川内IC間の上り線で、乗用車が中央分離帯を乗り越えて対向の大型バスと正面衝突し、大型バスに後続車が追突した多重事故を想定して実施した。
 現場に到着した高速隊員が旗を振って後続車両の通行を規制し、消防隊員が大型バスの乗客を安全な場所へ誘導。専用機材で乗用車の前面を切断し、車内に取り残された負傷者を救出した。火災や応急救護所の設置を想定した訓練も行った。