就職活動中の学生に警察官の仕事を知ってもらおうと、19日、愛媛県新居浜市久保田町3丁目の新居浜署で職場体験会があり、東予地区の高校生や専門学校生ら16人が若手警官との交流や鑑識体験などに取り組んだ。
 団塊世代の職員が大量退職する中、人材確保に向け、県警が県警察学校(松前町)で毎年実施している「オープンキャンパス」を拡大して初めて開いた。
 渡部成二署長が「毎日変化があり、やりがいのある仕事。実際に経験してイメージとのギャップを埋めてほしい」とあいさつ。参加者は、砂鉄を混ぜ込んだ特殊な粉で犯人の指紋を採取する鑑識調査や、白バイの乗車などを体験。逮捕術講習では首を絞められたときの対処法も学び、「力を使わず簡単に外れる」と驚いていた。