軽快!英語で落語 林家染太さん(松山出身)披露 パークス宇和島来航150周年記念
英国公使ハリー・パークスの宇和島来航150周年を記念したイベント「国際交流爆笑落語会」が22日、愛媛県宇和島市住吉町1丁目の市総合福祉センターであった。海外での公演経験もある松山市出身の落語家林家染太さんが、軽快なテンポと流ちょうな英語で、集まった市民ら約180人を笑わせた。
パークスの功績を後世に伝え、国際交流の発展も図ろうと、実行委員会が初開催。イベントでは城東中学校吹奏楽部による演奏会や、8月にあった英語プレゼンテーションコンテストで優勝した生徒の発表会もあった。
染太さんは、英国のジョークが基となった演目「動物園」を日本語で、落語中に芸事が入る「アラジンと魔法のランプ」を英語で披露。観客は染太さんの動物の形態模写や南京玉すだれのパフォーマンスに、何度も大きな拍手を送っていた。
染太さんは生徒をステージに上げ、うどんをすするしぐさを一緒に演じるなどして会場を盛り上げた。城東中3年の男子生徒(14)は「英語も分かりやすく楽しかった。染太さんのように流ちょうに話せるよう、もっと勉強したい」と話していた。