帰省で人や物の輸送が集中する年末年始に備え、四国運輸局愛媛運輸支局などは10日、船舶やバス会社などの輸送事業者を対象に、安全確保やテロ防止体制の総点検を始めた。
 松山市の三津浜港では、同支局と松山海上保安部の17人がごみ箱やコインロッカーで不審物の有無や、津波など災害時の避難経路の掲示などを確認。中島汽船のフェリー「なかじま」に乗り込み、救命胴衣や消火設備なども点検した。
 同市室町1丁目の伊予鉄道松山室町営業所には、今西照章支局長ら4人が訪問。バス運行前の車両点検や、運転手の飲酒運転防止策などを調査した。