公務員の冬のボーナス(期末・勤勉手当)が10日、支給された。愛媛県は2万1317人(特別職、知事部局、教育委員会、県警、公営企業)に169億2924万円(税引き前)を支給。県人事委員会が支給割合を引き上げるよう勧告しており、12月定例県議会で条例改正案が可決されれば予算ベースで約12億6000万円上積みされ、前年を上回る見通し。
 県の10日時点での1人平均支給額(平均年齢44.2歳)は79万4166円。支給割合は一般職員2.05月、再任用職員1.125月。条例改正後はそれぞれ0.15月、0.05月上乗せされる。
 中村時広知事は222万5025円。副知事は、8月就任の上甲俊史氏が115万7687円、長谷川淳二氏が192万9478円。財政事情を考慮した給与カット(知事30%、副知事20%)を、それぞれ5%緩和した。一般職員と同様、支給割合を0.15月上げ、1.70月とする方針。