農林水産業担い手づくりへ 県が出前授業 広見中生が見学
将来の仕事として農業への関心を高めてもらおうと、中学生を対象にした出前授業が12日、愛媛県鬼北町岩谷の町農業公社であった。
農林水産業の担い手づくりの一環として県南予地方局が開催。広見中学校の1年生59人が参加した。
授業では、農薬散布に使う無人ヘリコプターの模範飛行やコンバインの運転などを見学。無人ヘリコプターの飛行では水を農薬に見立てて散布し、男子生徒が食い入るように見つめていた。トラクターの試乗にも挑戦した。
町内でイチゴ栽培などに携わるあかまつ農園の赤松拓也代表(37)の講演もあり、栽培に加え、デパートやホテルと共同してイチゴの魅力を発信するイベントを実施していることなどを紹介した。
ヘリコプターを間近で見た五島愛斗さん(13)は「いろんな機械を使って作物を育てていて感心した。もし農業で働くことになったら積極的に活用したい」と話していた。