新居浜市教育委員会は27日、学力向上を目指し、退職教員が毎日放課後に児童に無料で勉強を教える「放課後まなび塾」を愛媛県新居浜市宮西町の宮西小学校と同市瀬戸町の泉川公民館で開講した。県教委によると、市町教委が学習支援を目的に塾を常設するのは県内で初めて。
 市教委によると、公民館事業に携わるまちづくり組織に運営を委託。指導員の賃金など事業費約127万円を本年度当初予算に計上していた。初年度はモデル事業として宮西、泉川の両小4~6年生が対象で、来年度以降実施校拡大を検討している。
 土日祝日や夏休みなどを除く平日午後4~6時に開き、児童は宿題や予習・復習に取り組む。教員免許を持つ元小学校教諭ら5人が指導員となり、学習をサポートする。