「『生命大躍進』ナイトミュージアム」が13日、愛媛県松山市堀之内の県美術館で始まった。色鮮やかな古代生物の切り絵が壁や地面に浮かび上がり、来場者は幻想的な空間に見とれた。14日まで。
 生命の進化に迫る特別展「生命大躍進 脊椎動物のたどった道」(NHK松山放送局、愛媛新聞社など主催)の一環。美しい光の芸術で女性や家族連れにも興味を持ってもらおうと企画した。
 美術館前では、約5億年前のカンブリア紀から進化していく生物の切り絵を、プロジェクターで約100メートルにわたり投影。カンブリア紀最強の捕食者と呼ばれる生物「アノマロカリス」などが海を泳ぐ様子に観客が歓声を上げ、何度も写真に収めていた。内部のライトで切り絵のシルエットが浮かぶテントの展示や、クイズラリーなどもあった。
14日の切り絵アートの展示は午後5時45分~8時。特別展も同8時まで延長(入場は7時半まで)する。