愛媛県進路指導研究協議会が9日、松山市であった。中学や高校の進路指導担当教員約150人が現場で直面するキャリア教育の課題や各校の取り組みについて意見を交わした。
 協議会は毎年、県教育委員会と愛媛労働局、県進路指導研究会が開催。2014年3月卒業の県内高校生の就職率は98.9%で、3年以内の離職率は42.8%と全国の39.2%を上回っている。
 全体会では2校が実践発表。新居浜西高では、保護者による職業ガイダンスや大学の志望理由の発表会などを実施し「進路保障には学力定着が不可欠だが教員不足で補習ができない科目がある」と課題を挙げた。