自民党四国ブロック両院議員会は8日、東京・永田町の党本部で会合を開き、四国遍路の世界遺産登録を目指すプロジェクトチーム(PT、座長・後藤田正純衆院議員)が発足した。具体的な取り組みは今後検討するが、四国4県などと連携して活動する方針。
 会合は非公開で、国会議員十数人と4県の知事らが出席した。出席者によると、文化庁の担当者らが、世界遺産登録推薦の前提となる「国内暫定リスト」には、既に10件の記載があると説明。四国遍路がリスト入りするためには、札所や遍路道の保護措置を強化する必要性があると指摘した。
 会合後、四国ブロック両院議員会長の村上誠一郎氏(衆院愛媛2区)は「全面的に4県と協力し、一日でも早く暫定リストに載るよう努力していきたい」と意気込んだ。