ナミビア共和国の政府視察団が16日、愛媛県宇和島市三間町務田の道の駅「みま」を訪れ、道の駅のノウハウや理念を学んだ。貧困層の所得向上へ向けた地域振興策に生かす。
 アフリカ南西部に位置するナミビアは1990年に南アフリカ共和国から独立した。人口は約200万人。ダイヤモンドなどの地下資源が豊富だが、国民の約30%が自給農業に頼って生活している。
 視察は国際協力機構(JICA)事業の一環。2013年10月にナミビア地域開発省の大臣が地域振興策を学ぶため来県した際に、道の駅が農家と連携し農産物販売を行うシステムに感銘を受けた。ナミビアにも導入するため、同省のシムワンザ・シメンダ副事務次官ら5人が14日から県内を訪れている。