外国人観光客のさらなる誘致を目指し、道後のホテル経営者や県内経済人らでつくる「愛媛・松山・道後温泉発展会議」(大木正治委員長、委員17人)は12日、国際会議「アジア温泉サミット」(仮称)を2016年6月27日に道後地区で開催することを発表した。道後で温泉に関する国際会議が開かれるのは初めて。
 サミットは、温泉地の役割や振興策について国境を超えて理解を深めるのが狙い。道後温泉旅館協同組合(35旅館・ホテル)と台湾の温泉関係者らで組織する「台湾亜太国際温泉旅行協会」が共催し、日本や台湾のほか、韓国、中国の温泉地の関係者も参加する予定。国内の温泉地にも参加を呼び掛ける。10月末から11月にかけて、台湾を訪れた道後関係者が台湾の関係者と合意した。具体的な内容は今後詰める。
 大木委員長は「日本最古の温泉地として、アジア地域の温泉地の発展のために価値ある会議にしたい」と意気込みを語った。