愛媛県砥部町は24日の町議会議員全員協議会で、2009~14年度に町県民税と国民健康保険(国保)税、介護保険料の還付金の加算金を計212件で過少算定し、計83万8000円が未払いになっていると報告した。延べ127人に支払うとしている。
 還付加算金は、納税者に還付金を返す際、利息相当分として支払う。町によると、過少算定の内訳は、町県民税62人115件(計48万5400円)、国保税64人96件(計35万1300円)、介護保険料1人1件(1300円)。最高は3万8600円で、最低は1000円だった。
 県から8月、全国的に還付加算金の過少算定の事例があるとの情報提供を受け、状況を確認。還付金が発生する一部のケースで法令適用を誤り、起算日を「納付、納入のあった日の翌日」とすべきところを「更正の通知がされた日の翌日から起算して1カ月を経過する日の翌日」と取り違えていたため、加算期間が短くなっていた。