2017年愛媛国体・全国障害者スポーツ大会での郷土料理アピールに向け、県旅館ホテル生活衛生同業組合(大木正治理事長)は5日、今治市南宝来町1丁目の市中央住民センターで伝統的調理技術の講習会を開き、東予の組合員約20人が地元の海の恵みを使った料理のこつを学んだ。
 県調理師会のベテラン料理人らが講師を務め、調味料や火加減、あくの取り方などを指導。参加者は約2時間でマダイを使った炊き込みご飯、空揚げ、吸い物、蒸し料理といぎす豆腐の計5品を完成させた。
 講習会は初めてで、来年1月には中南予でも開く。大木理事長は「大会の宿泊者に提供するメニューが東中南予で代わり映えしないのではだめ。郷土料理は地域の財産であり、魅力を受け継ぐ人材を育てたい」と話した。