門松作りを通じて子どもたちと地域の高齢者が交流する催しが26日、愛媛県松山市朝生田6丁目の高齢者向け賃貸住宅であった。入居者ら約10人と隣接する虹のそら保育園の年長組園児12人が協力し、住宅の玄関前に真っ赤なナンテンなどが目を引く高さ1.4メートルの本格的な門松を設置。新年の準備を整えた。
 毎月、食事などで交流しており、伝統の風習を体験してもらおうと昨年から門松作りに取り組んでいる。この日は、園児の体験学習などに協力している大西富内さん(71)=西石井3丁目=が講師を務め、砂を詰めた土のう袋をオイル缶に入れる土台作りから開始。子どもたちは土台に立てた竹の周囲に葉ボタンを並べたり、竹の枝に赤や黄など色とりどりの餅花を飾り付けたりした。