愛媛県内の官公庁や企業で4日、仕事始め式があった。2016年のスタートに際し、トップらが訓示やあいさつなどで抱負を語った。
県庁では中村時広知事が防災・減災対策を最大の課題に位置付け、南海トラフ巨大地震や四国電力伊方原発での事故を含めた避難態勢の強化、訓練を重点に進めると強調した。
 中村知事は昨年10月、伊方3号機の再稼働に同意しており「県民に正しく恐れてもらうには丁寧な情報発信を続ける必要がある。全ての職員が県の決断を伝える役割を果たしてほしい」と呼び掛けた。
 開催前年となった17年の愛媛国体へはリハーサル大会実施や受け入れ態勢の構築、選手の強化を図るため県えひめ国体推進局の大幅な人員増などで準備を加速する考えを明かした。