三津厳島神社(愛媛県松山市神田町)、柳原宰宮司による雅楽の体験授業が18日、松山市祓川1丁目の宮前小学校であり、6年生約90人が歴史学習や楽器体験で、1300年前から続く伝統の音色に触れた。
 茶や緑に見える海松色の装束を着た宮司らの演奏後、柳原永祥禰宜が中国大陸や朝鮮半島から日本に伝わったという歴史を紹介最古のオーケストラといわれる雅楽で用いる楽器について説明した。
 子どもたちは、天からの声と表現される17本の竹からなる「笙」や小さな縦笛でも迫力の音を出す「篳篥」、メロディーを奏でる「龍笛」の3つの管楽器を間近に観察。宮司らから音出しのこつを教わりながら、思い切り息を吹き込んだ。