面河ダム(愛媛県久万高原町)の貯水量減少を受け「利水等関係者会議」が7日、県庁であった。確保率が120%を下回った場合、農業用水、工業用水とも20%自主節水する。まとまった降雨がなければ15日ごろから実施の見通しだ。
 確保率は安定的にダムを運用するための確保水量に対する貯水量の割合。県公営企業管理局によると、7日午前0時現在156.0%で、過去20年間の最低流入量を基に試算すると18日に97.3%になる。
 確保率が80%を下回った場合、自主節水の30%への引き上げも決定した。面河ダムの自主節水は2010年9月~11年3月に最大35%で実施して以来。今年の降水量は7月が平年の約58%、8月が約10%にとどまり現在の貯水率は44.6%となっている。