涼しげな音色で暑さを忘れて―。愛媛県宇和島市錦町のJR宇和島駅のホームに2日、恒例の風鈴棚がお目見えした。地元の天神小学校の児童らが色鮮やかな手作りの短冊を風鈴に飾り付けた。
 市内の夏の風物詩として毎年飾られ今年で37回目。天神小6年生35人と鉄道愛好会「宇和島八日会」の会員らが参加した。
 短冊は同校の5、6年生が約200枚製作。宇和島の文化や歴史などふるさと自慢を詠んだ俳句にイラストを添えている。児童は駅員らに脚立を支えてもらい、高さ約3メートルの棚10基に手分けして一つ一つ取り付けていった。作業後、全員で耳を澄ませ、風鈴が一斉に響かせる音で涼を感じていた。展示は8月25日まで。