2017年4月に統合する愛媛県八幡浜市の保内中学校(185人、保内町川之石)と青石中学校(88人、日土町)の生徒有志と教員が、統合中学校の新校歌を完成させた。両校の1、2年生を招いたお披露目会が5日、保内中であり、新たな母校の象徴となるメロディーが響き渡った。
 保内中と青石中は少子化などを背景に16年度末で閉校し、17年4月から対等統合した「保内中」として現在の保内中校舎で再出発する。新たな校歌が必要となる中、両校教員が「学校を使う子どもたちが作れば親しみやすい歌になる」と発案。作詞を生徒、作曲を両校の音楽教諭が担い、16年度初めから制作を進めてきた。
 歌詞は両校の全生徒からキーワードを募集し、両校4人ずつの校歌制作委員会がつむぎ合わせて作成。「出石山」や「平家谷」といった地名も織り交ぜ、1番で青石中校区、2番では現保内中校区の特色を表現した。保護者や地域住民には17年4月の開校式で披露する。