屋内配線工事の腕を発揮する県電気工事技能競技大会が12日、愛媛県松山市であった。県内6高校の電気系の学科で学ぶ高校生12人と、現場で活躍している業者15人が日ごろの鍛錬の成果を披露した。
 県電気工事工業組合などが毎年開催。高校生の部は、高校生ものづくりコンテスト県予選を兼ねている。
 高校生は2時間半で1メートル80センチ四方のベニヤ板に、図面通り四つのスイッチで電灯二つがつく回路を仕上げた。業者は電気自動車の充電回路や、地震など大きな揺れで自動的に電気を止めるコンセントを取り付けた。
 参加者は図面を読み込み、集中して手際よく組み立て、安全に作業できているかや正確さ、丁寧さなどについて審査を受けた。
 高校生は上位2人が高校生ものづくりコンテスト四国大会に、業者は上位3人が屋内配線工事技能オリンピックに出場する。