愛媛県立とべ動物園(砥部町上原町)は6日、園で唯一飼育していたジャガーの「プリメーラ」(雌、20歳)が肺炎のため死んだと発表した。園は「かわいがってくれていた多くのファンに感謝したい」としている。
 園によると、プリメーラは人間の80代に相当する高齢で、6月2日ごろから歩く際にふらつくようになった。抗生剤や栄養剤などを投与し、休ませる日を増やしていたが、7月4日には立ち上がれず餌も食べられなくなった。5日朝、職員が寝室で死んでいるのを発見した。解剖の結果、死因は肺炎とみられる。飼育下のジャガーの平均寿命は20年程度。
 プリメーラは1995年11月に京都市動物園で生まれ、2006年4月に和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドからとべ動物園に搬入された。マイペースな性格で人気だったという。