鬼北で和太鼓コンテスト初開催 小中学生ら21団体参加 勇壮な響き
愛媛県鬼北町最大のイベント「でちこんか2016」を盛り上げようと8日、県内外の和太鼓集団による「鬼のお太鼓コンテスト」が鬼北総合公園体育館(鬼北町永野市)で初めて開かれ、「鬼の里」に勇壮な和太鼓の音色を響かせた。
でちこんか初日の8日夜にある前夜祭をより多くの人に楽しんでもらおうと鬼北町が開き、21団体が参加。一般と小中学生の両部門の上位3チームと地元太鼓集団の計9チームが前夜祭に出場した。
各団体のメンバーは制限時間の7分で、ばちを激しくたたきつけ迫力あるリズムを刻んだり、連打をしたりするなど、自分たちの持ち味を生かした演奏を披露。コンテストは約8時間の長丁場だったが、集まった約1200人は勇壮な太鼓の響きに酔いしれた。
松野町鬼城太鼓の一員として出場した松野西小学校5年の児童(10)は「ちょっと緊張したけど、精いっぱいやり切った」と目を輝かせた。
でちこんか最終日の9日は、町役場裏の奈良川河川敷(近永)で「ジャンボきじ鍋」が登場し、約2500人に無料で振る舞われる。