愛媛県伊方町瀬戸地域の秋祭りが8日始まり、唐獅子や牛鬼、四ツ太鼓などが各集落で披露され、祭りムードを盛り上げた。9日まで。
 三机地区の八幡神社秋祭りでは、みこしや五ツ鹿、稚児の舞、唐獅子、牛鬼、四ツ太鼓が、朝から太鼓の音や威勢よい掛け声とともに地区を練り歩いた。午後4時には、みこし4体が置かれたお旅所に集結し、順番に練りを奉納した。
 瀬戸地域で三机地区に唯一残る稚児の舞は、地元の三机小学校3~5年生の女児6人が、冠をかぶって鈴などを手にし、優雅な舞を約30分間にわたって披露した。真っ黒な頭が特徴の牛鬼や子どもが乗った四ツ太鼓が「チョーヤサー」の掛け声とともにお旅所の前で激しく暴れだすと、観客から盛んに拍手を受けていた。