魂の50曲、作品集に 松山・大西さん
シャンソン教室を主宰する愛媛県松山市余戸中2丁目の大西一史さん(65)がこのほど、自身が作詞作曲した50曲の楽譜と歌詞をまとめた作品集(A4判、155ページ)を自費出版した。「『紙面上のリサイタル』といえる歌の贈りものができた」とほほ笑む。
曲作りは19歳から始め、これまで600曲以上を完成させた。作品集出版を思い立ったのは、楽曲を後世に残すのはもちろん「若いころ、仲間たちと互いに3冊の本を出そうと誓い合った。その約束を果たしたかったから」だという。
憧れの加山さんへの思いを歌った「その日だけ、加山雄三」、子どもたちと共演したコンサートでの感動をつづった「あまりにも愛しい君たちへ」など、19~25歳に作った曲を中心に収録。温かみを出そうと、歌詞と楽譜は手書きにこだわった。「譜面を読めない人も、歌詞を楽しんでもらえると思う」
今後はバンドを組み、福祉施設や小学校などを訪問したいという大西さん。「生涯音楽を楽しみたい」と意欲をのぞかせた。
1冊1800円。1月30日には、松山市大街道3丁目の宿泊施設「ゲストハウスMatsuyama」2階で出版記念コンサートを開く。