愛媛新聞「もっと!新聞」キャンペーンで「中学生新聞」の制作に取り組んでいる城辺中学校(愛南町城辺甲)の中学生記者2人が6日、同町鯆越(いるかごえ)の愛南漁協深浦本所で、魚の水揚げ作業を体験し、水産業の発展に向けた漁協の取り組みを取材した。
 生徒2人は、地元の基幹産業である水産業の現場を取り上げようと、職場体験学習に合わせて訪問した。
 午前5時すぎ、漁を終えた船から、イサキやイワシなどが次々と水揚げされる中、2人は「少しでも良い鮮度で競りにかけるため」に素早く魚を選別する漁協職員らを取材。魚を入れるトレーの運搬を手伝った。
 漁協の藤田知右事業部長(48)からは、抜群の鮮度を売りにした「愛南びやびやかつお」など、地元水産業を盛り上げる取り組みなどについて教わった。生徒は「朝は早いし、扱う魚も多い」と大変さを実感した様子だった。