宮崎県と山口県での強毒性のH5型高病原性鳥インフルエンザウイルス確認を受け、愛媛県は31日、感染を防ぐために県内で100羽以上を飼育する養鶏農家161戸に消毒用消石灰計約70トンを緊急配布した。
 配布は30日の県緊急防疫会議で決定。県家畜保健衛生所や農協などを通じて農家に配り、鶏舎周辺や農場出入り口などへの散布を求めている。
 伊予市下三谷にある南伊予養鶏の事務所では午前10時すぎ、運送業者が消石灰2・6トンを搬入。荷物を載せるパレット3台に分けた消石灰をフォークリフトで手際よくトラックから降ろしていた。