愛媛県今治市内を流れる蒼社川の水源の森の保全事業が28日、同市玉川町小鴨部の市有林であり、地元の鴨部、九和の両小学校の6年生と住民ら計約70人がクヌギの苗木200本を植樹した。
 水の恵みにつながる森林の大切さを子どもたちに伝えようと、複層林の造成事業に取り組む今治地方水と緑の懇話会が20年ほど前から毎年実施。児童らは沢沿いの斜面にくわで穴を掘り、高さ約1メートルの苗を丁寧に植え、シカの食害を防ぐ筒状のチューブをかぶせた。