1月の百貨店売上高1.3%減 防寒衣料振るわず
中国四国百貨店協会が19日発表した愛媛県内百貨店2店の1月の売上高は、暖冬の影響でコートやブーツといった防寒衣料の販売が振るわず、44億8535万円(前年同月比1.3%減)と3カ月連続で前年実績を下回った。
同協会は「初売りの日数が前年より1日少なかったことに加え、前半は気温が高めに推移したため、婦人服の売れ行きが悪かった」としている。
店舗別では、いよてつ高島屋が32億1806万円(0.1%減)。東急ハンズや化粧品の売り上げが伸び、雑貨が5億426万円(15.8%増)と大幅増、ブランド品などの身の回り品も6億4342万円(3.7%増)と好調だった。一方、衣料品は婦人、紳士服ともに苦戦し、12億5831万円(6.5%減)だった。
松山三越は12億6729万円(4.2%減)。衣料品が5億2788万円(6.9%減)と、中高年女性向けが伸び悩んだ。菓子などの食料品は2億1897万円(1.4%増)、身の回り品も靴やアクセサリーの販売が堅調で1億9128万円(4.9%増)となった。