アシアナ航空が運航する松山―ソウル線の1月の搭乗率が80.1%となったことが4日、分かった。8割超えは韓国の李明博前大統領が島根県・竹島を訪問した2012年8月以来2年5カ月ぶり。急速に進む円安を背景に韓国側の冬の長期休暇を利用し、愛媛を訪れる人が増加したとみられる。
 同航空松山支店によると、同路線の13年の年間搭乗率は前年比18.4ポイント減の47.1%。14年も旅行シーズンの1、2月と10月には50%を上回ったものの、その他の月は30~40%台で推移するなど苦戦を強いられてきた。
 松山支店は、急浮上した要因を円安効果で旅行代金に値ごろ感が出たためと分析。7割程度が韓国人の利用とみており、韓国の活発な海外旅行需要に支えられ2月も予約率は7割以上を維持する見込みという。