東京商工リサーチ松山支店は14日までに2014年度の愛媛県内企業倒産状況(負債総額1000万円以上)をまとめた。件数は58件(前年度比3.6%増)で1965年の集計開始以降、前年度の56件に次ぐ2番目の少なさだった。
 負債総額は224億5900万円(30.6%増)で過去10年間で4番目に少なかった。
 主な大型倒産は飲食業などのキッチンファクトリー(松山市、負債総額約50億円)が最大。紙卸売業の森実商事(四国中央市、約38億2000万円)、土木・建築の松韻(松山市、約36億3800万円)、レストランなど経営の嵯我野(大洲市、約12億3000万円)が続いた。
 地域別では中予25件(前年度比1件減)、東予21件(同)、南予12件(4件増)。