国政選挙で初めての「18歳選挙」となった10日投開票の参院選で愛媛県選挙管理委員会は11日、県内13市町での抽出調査の結果、愛媛選挙区の投票率は18歳が41.61%、19歳が34.65%だったと発表した。18、19歳の合計は38.10%。
 調査は、県内投票率(56.36%)と類似の傾向を示した13投票区で実施した。18、19歳の有権者数651人に対し投票者数は248人で、投票率は18歳の男性42.94%、女性40.13%、19歳の男性33.55%、女性35.59%だった。
 県選管は「詳細な分析が必要だが、20代などの若い世代と比べて高い数字になっているのではないか」とみる。県内では全県立高校が主権者教育の時間を設けており「効果が表れているのでは」と分析。今後、全20市町で調査し、全国と比べて啓発への検討材料とするとしている。