今年4月に愛媛大では42年ぶりに新設された社会共創学部の開設記念式典が23日、松山市内のホテルであり、地域と連携して地域の課題解決を目指す新しい学部の門出を祝った。
 式典には関係者ら約230人が出席。大橋裕一学長が「191人を一期生として迎え、授業は熱気に満ちている。近い将来、地域に役立つ人材を輩出できると期待している」とあいさつ。西村勝志学部長は「大学の看板となるよう尽力したい」と述べた。
 同学部4学科の代表の学生が一人ずつスピーチし「地域の人・事・物を多面的に考えられる思考力を身に付けたい」「現場でしか得られないものをしっかりと受け止め、広い視野で物事を見極め柔軟に対応できるよう心掛けたい」など抱負を発表。環境デザイン学科の石原康平さん(19)は「新たなことにどんどんチャレンジし、地域の課題を解決できる人材になりたい」と力強く決意を述べた。