COC事業成果、愛媛大が報告会 13課題を発表
文部科学省の「地(知)の拠点整備事業(COC事業)」で愛媛大が行ったプロジェクトの成果報告会が30日、愛媛県松山市文京町の愛媛大であり、地域の活性化や課題解決へ地域と連携して取り組んだ13課題を発表した。
報告会には約50人が出席。「南海トラフ巨大地震に向けた官民学連携防災組織の結成と防災教育・啓発の展開」では、防災情報研究センターの二神透副センター長が「津波や火災延焼のシミュレーションや避難所運営ゲームなどを活用して住民と地区防災計画を考えている」と説明。学生の防災士育成や、地域防災の重要性を訴えるセミナー開催などの活動を紹介した。
サツキマスを活用した地域ブランド「愛南サーモン」の創出に向けた研究や、地域志向型医学教育の報告などもあった。
愛媛大は2014年度から5年間、COC事業に採択されている。