クリスマスに大切な人にミカンを贈るカナダの風習「クリスマスオレンジ」の普及に向け、愛媛県八西地域の商工農業者や行政機関でつくる「愛顔(えがお)のみかんプロジェクト推進協議会」のメンバー7人が24日、県庁を訪れ、上甲俊史副知事にハートの形をした特製ミカンなどをプレゼントした。
 協議会は特産のかんきつを活用して地域のブランド化を推進しようと昨年度から活動を開始。ミカンで作った巨大オブジェを八幡浜市の道の駅に展示しているほか、果実に型枠を取り付けて作る「ハートみかん」の生産販売を手掛けている。
 県庁では、会員団体のJA西宇和の西本満俊理事長らがクリスマスオレンジの由来などを説明し「ミカンの付加価値を高めるため、若手後継者が頑張っている」とあいさつ。協議会が製作した県産スギの木箱に入ったハートみかんや「みかんツリー」を手渡した。