東日本大震災で被災した福島県の子どもと交流する「こどもの絆プロジェクト」で来県した小中学生20人が24日、愛媛県八幡浜市川之石地区でクリスマスケーキ作りやミカン収穫に挑戦した。地元の子どもも参加し、地域を越えてつながる絆を確認した。
 プロジェクトは愛媛県内の公民館主事有志らが2011年から取り組んでいる。今回は30日まで、ホームステイなどをしながら八幡浜、宇和島、松山の3市で交流活動を楽しんでもらう。
 川之石高校(八幡浜市保内町川之石)であった料理体験では、川之石高生や大学生ボランティアらとフルーツや生クリームたっぷりのクリスマスケーキを作った。高校の園地であったミカン収穫には、近くの川之石小学校の児童30人も駆け付け、オレンジ色に輝く果実を一緒に摘み取っていた。