県労働委員会は31日、労働トラブルの予防セミナーと出張相談を松山市文京町の愛媛大で開いた。大学生約80人が、賃金などに関する制度や労働委員会の役割について理解を深めた。
 セミナーでは、県労働委の公益委員を務める小田敬美・愛媛大法文学部教授が労働相談事例を紹介。「雇われるだけでなく、今後は雇う立場になったり採用に関わったりすることもある」として正しい知識を身に付けるよう呼び掛け、困った時は労働委へ相談するよう勧めた。