愛媛県が開発した愛媛初の酒米「しずく媛」の需要拡大を図る集会が27日、松山市南堀端町のJA愛媛であり、農家や酒造会社の代表者ら約50人が品質の確保に向けて意見交換した。
 県米麦振興協会(事務局・JA全農えひめ)の主催で2回目。しずく媛は2007年から本格的な作付けが始まり、現在は東中南予の計54戸が愛媛、高知両県の酒造会社約30社に出荷している。
 集会では、JA全農えひめや県農林水産研究所(松山市)の担当者が水の管理の大切さなど生産のポイントを解説。JAえひめ中央(同)は、14年から青年農業者が中心になって生産している東温市の事例を報告し「特等以上を目指して、品質の向上を図りたい」と意欲を語った。