正岡子規の俳句に作家の新井満氏がメロディーを付けた「正岡子規のふるさとシンフォニー」の発表から2年。愛媛県松山市久谷町の芝居小屋「大黒座」で27日夜、合唱・演奏動画の100本目が収録された。
 シンフォニーのうち「春や昔」「十年の汗を道後の」「天守閣」が歌唱曲。3曲の合唱・演奏動画を「ことばのちから実行委員会」が募集し、市内の団体や個人から寄せられた動画をホームページ(HP)で公開している。市文化・ことば課によると、参加者は1万3000人を超えた。
 27日は毎週集まって練習を重ねたという地元の合唱団「大黒座コーラス」の37人が収録に臨んだ。実行委は引き続き動画の参加者を募集する。問い合わせは実行委=電話089(948)6952。