最低賃金の審議が7月から本格化するのを前に、愛媛労連と国民春闘愛媛共闘会議は23日、松山市湊町5丁目の坊っちゃん広場で、愛媛の最賃を現在の時給680円から1000円以上に引き上げるよう訴えた。
 労組関係者ら約15人が参加。愛媛労連の今井正夫議長は「時給680円はフルタイムで働いても生活できる賃金ではない。愛媛の最賃は全国的に低い水準。東京と200円以上の格差があり全国一律にする制度創設も課題」と述べた。
 参加者は「消費税が上がる中、賃金は追い付いていない」「若い人を中心に、働く貧困層の是正に政府が力を入れるべきだ」などと主張した。