「正岡祭り」 同一姓・正岡さん100人が親睦
あっちも、こっちも正岡さん―。国内外の正岡姓の人たちが発祥の地とされる愛媛県松山市北条地区に集う「正岡祭り」が16、17の両日、松山市宮内の高縄神社などであった。4年ぶりの開催で、約100人が「一族」の歌の披露や、ゆかりの史跡巡りを通し親睦を深めた。
祭りは正岡会の主催。会長で大阪府立成人病センター顧問の正岡徹さん(83)=大阪府=が、正岡姓のルーツを調査中に同じ名字の仲間と出会い、一族の親睦を深めようと2002年に会を結成。オリンピックイヤーに祭りを開いている。今回初めて海外からの参加もあり、ミクロネシア連邦から7人、米国から14人が愛媛を訪れた。
会によると、中世の豪族・河野一族の北条経孝が1136年、正岡郷(北条地区の一部)の領主となり、正岡姓を名乗ったのが起源という。