愛媛県八幡浜市の有料釣り場「おさかな牧場シーロード八幡浜」(向灘)を指定管理する第三セクター「宇和海文化都市開発」(社長・大城一郎市長)の株主総会が29日、市内であり、2015年度決算の当期純損失は120万円だったと報告した。赤字は10年度から6年連続。
 15年度は、秋の釣りシーズンに釣果が低調だったことや、利用が低迷していたレストラン部門の営業を9月末に終了したため、入場者と売り上げはともに減少。年間を通して営業した外釣り部門の入場者は5779人で、14年度と比べて13.5%減。施設全体の入場者も7523人で22.8%減った。16年度は有料釣り場のみ営業する。
 大城社長は「厳しい経営状況が続くが、外釣りに特化した安全な管理釣り場として今後も地域活性化に貢献していきたい」と述べた。