高校生が大洲青年会議所メンバーに地域活性化のアイデアを披露する「まちづくり考思園(こうしえん)」が24日、愛媛県大洲市東大洲の市総合福祉センターであった。大洲、内子両市町の生徒が多彩なアイデアを披露する中、地域への思いを真っすぐ語ったのは、本物の甲子園をめざす関西出身の球児4人だった。
参加したのは4校。地域ニュースをにぎわす「特色ある学校」がそろい、大洲農業高は樫谷棚田や蔵川地区でのコメ作りを発表。長浜高は水族館を回遊するまちづくり構想を披露し、内子高の男子有志は南予を巻き込むグルメコンテストを提唱した。
 最後に登場したのがスポーツの盛んな私立帝京第五高の野球部員4人。「自分たちが甲子園に出場すれば、まちが活気づきます」と直球勝負の発案をし、悲願の夏初出場へ向け、地域を背負い練習する思いを発表した。
 「考思園」は、青年会議所のまちづくり委員会が、地域を巻き込む若い人材を育成しようと初めて企画した。