松山市の公民館単位で地域活性化に取り組む住民自治組織「まちづくり協議会」。愛媛大農学部が立地する桑原地区では、農学部生が「学生部」として参加、若い力が活動をサポートしている。学生部は11月に農学部から公認サークルの承認を受け、メンバーは「地域と学生の懸け橋となれるように活動していきたい」と意欲を燃やしている。
 学生部は、若い世代の考え方をまちづくりに取り入れようと協議会が大学と連携して設立、2009年の協議会発足時から活動している。協議会が毎春の農学部入学者説明会で目的や活動を紹介することで、「4年間関わる土地に恩返しを」「イベント企画に携わりたい」との思いを持った学生が少しずつ集まった。
 現在、メンバーは12人。公認後の初活動となった12月初旬の協議会の防災講演会では、おそろいのジャンパーを着て、受け付けや案内を行った。今後は協議会内の専門部の一つとして活動する予定で、他の学部の学生も募集したい考えだ。