6月1日に始まる大洲市の鵜(う)飼いを前に、JR伊予大洲駅に30日、ウの像2体がお目見えした。10年以上活躍する2体は、今季から「はなちゃん」と「けんちゃん」に改名。大洲が舞台のドラマ「おはなはん」のカップル「浅尾はな」と「速水謙太郎」がモデルだ。
 10年以上活躍してきた2体は「スイちゃん」「ピカちゃん」と呼ばれてきたが、より親しみある名前にしようと、駅と市観光協会が相談し名前を変えた。1960年代、大洲市を舞台に大ヒットとなったNHKのドラマ「おはなはん」は、観光名所の通りにその名が冠されている市民の自慢。鵜飼いで活躍する本物のウにも「はな」と「けんたろう」がいる。
 像はいずれもアユをくわえており、小さい方が「はなちゃん」(高さ約30センチ)。首をくいっと上げた方が「けんちゃん」(約50センチ)。2体は30日、駅のホームで喜多保育所の園児8人に色を塗ってもらいお化粧を終えた。