環境に優しく汚れ落ちも良いという微生物活性酵素「マイエンザ」を利用したプール清掃が30日、愛媛県松山市梅田町の三津浜小学校であった。松山市で初めての試み。
 マイエンザは県工業技術センター(現県産業技術研究所)元所長の曽我部義明さん(70)が、自身の開発した「えひめAI」の原料配合などを変えたもの。酵素で汚れを分解、剝離するよう改良し、掃除や農業利用により適しているという。
 マイエンザを製造販売する砥部町重光の多機能型事業所ひかりの大石澄江所長が小中学校のプール清掃を安全に行ってもらおうと市教育委員会に提案。今年三津浜小と八坂小がモデル校として選ばれた。
 三津浜小では事前にマイエンザ計80リットルをプールに投入。水を抜きながら児童らがブラシでゴシゴシすると、藻などで深緑色をしていた水がみるみるうちに排水溝に消えた。