礒部博昭駐パナマ大使(60)が1日、愛媛県の今治市役所を訪れ、菅良二市長と今治、パナマ両市の姉妹都市関係強化に向けた方策などについて意見を交わした。
 パナマ運河は国際海上物流の要で、より大型の船舶が航行できるよう拡張工事中。礒部大使は「今年の6~7月には供用開始の見通し。今治船主の大型船の航行がさらに増えるだろう」との期待を示した。1977年に両市が結んだ姉妹都市提携にも触れ「来年は40周年。パナマ市長が今治を訪問する機会を設けられたら」と話した。
 菅市長は「日本一の海事都市を目指す上で、パナマ政府の指導と協力は欠かせない。こちらからも現地訪問するなど関係を深めたい」と意欲を見せた。