特定の人種や民族への差別をあおるヘイトスピーチ(憎悪表現)の現状を学ぶ研修会が17日、愛媛県西条市楠の河北会館であった。四国朝鮮初中級学校(松山市)への資金支援をきっかけに在日特権を許さない市民の会(在特会)に暴言を浴びせられたとして損害賠償を求めた訴訟の原告だった徳島県教職員組合の元書記長の女性が経験などを語り、人権教育の重要性などを訴えた。
 5月にヘイトスピーチをなくすための対策法が成立したことを受け、同会館が主催。いじめ問題などの人権教育に生かそうと市内の教諭ら約80人が参加し、全国のヘイトスピーチの現状を動画で確認した。