リオデジャネイロ五輪の馬術障害飛越団体に16日出場した桝井俊樹選手(46)の応援に、愛媛県松山市在住の妻麻里さん(49)と長女光さん(14)らが現地の会場を訪れた。個人戦に続いて初日での敗退が決まったが、家族の夢を乗せて懸命に障害を跳び越える勇姿に、最後まで熱心にエールを送った。
 14日の個人戦は日本からの航空便が遅れた影響で間に合わず、この日が五輪初観戦となった麻里さんは「心臓がドキドキして破裂しそうだった」と緊張の面持ち。欧州を拠点に五輪を目指す夫をサポートするため、日本で働きながら娘を育ててきただけに「苦労が報われた気持ち。お疲れさまでしたと言いたい」とほっとした表情だった。