ホッケー人口開拓へ 松前・初の公認競技場
愛媛国体に向け松前町が町民グランド(同町鶴吉)に建設していた人工芝のホッケー場が5月末に完成し、2日、視察した岡本靖町長は「競技者の底辺拡大を図り、まちづくりにもつなげ、松前を『ホッケーの町』にしたい」と語った。町によると、同ホッケー場は県内初の日本ホッケー協会による公認競技場。
ホッケー場は既存の町民グランドを拡張する形で2014年度着工。縦111.4メートル、横73メートルの約8100平方メートルで、ピッチには青い人工芝を敷いた。トイレや倉庫が入る便益棟を備える。総事業費は約6億2千万円。国体で少年男女の会場となる。常設観客席はなく、国体時は約300人収容のスタンドを仮設する。競技関係者によると、これまで県内のホッケー公式戦は、未公認の土や人工芝のグラウンドで実施。全国大会に出場した選手が公認競技場で試合をすると、基準を満たした人工芝に戸惑うこともあったという。